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2010年5 月31日

NO.15-1(メインコラム)十年河東、十年河西

今週は、私が自分の視点を、俯瞰させたり、時空を越えさせたり、するために活用している仕掛けを紹介します。


 まず、今週のテーマに取り上げた中国の故事「十年河東、十年河西」の意味ですが、これは、 河で氾濫が起こるたびに河の流れが変わり、“河の東岸に住む住民”と“西岸に住む住民”の繁栄と衰退とが十年毎で入れ替わるというニュアンスです。


つまり、10年経てば物事が一変する。物事に絶対不変のものはなく、わずか10年で、別の価値観と流れが出来てしまうの例えです。


また中国には、「10年偉大なり、20年恐るべし、30年して歴史となる」という故事もあります。


どんなことであれ、一つのことをコツコツと10年間も継続するなんぞ偉大な人物だ。

それを20年間も続けるなんて恐るべき人物だ。

そして、その人物はそれを30年間続けて歴史に名を残した。


私は、この2つの中国の故事を、自分の手帖に、自分の字で書き込んでします。


手帖を開く度に、その故事が自動的に自分の目に飛び込む“仕掛け”です。


この手帖の“仕掛け”は、父親の遺言と併せて私の視点を俯瞰させたり、時空を越えさせたりするのに役立ってくれています。


 3つ目は、広重の名所江戸百景の中でも傑作の一つと言われている浮世絵「深川洲崎十万坪」です。


この絵は、大鷲が翼を広げ、鋭い目つきで天空から獲物を狙う構図で、下界には江戸の洲崎から、深川木場、そしてその先の十万坪が描かれています。


まさに究極の俯瞰図です。 私は、この浮世絵を額縁に入れ、部屋の壁に掛けています。

パソコン机から左側を向くと、自動的に自分の目に飛び込んでくる仕掛けです。


皆さんも、ぜひ「自動仕掛け」の設置を検討してみてください。


目の前の執着スッーと消えて、気持が落ち着く“スグレモノ”です。


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Kimo



「自動仕掛け」を設置する!!
 

2010年5 月28日

NO.14-3(NO.14-1関連その2)人格とは何か

今回、(14-1のメインコラム)の関連資料としてご紹介するのは「人生を幸せへと導く13の習慣」(ペンジャミン・フランクリン 著)です。


彼が提唱する「十三の徳目」「十三の徳目のチェック法」は、彼自身が実践したメソッドだけに説得力があります。


皆さんも、

①自分が理想とする徳目を決めて、

 ②チェック表を作成して、

 ③実践してみませんか?


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     「人生を幸せへと導く13の習慣」 (ペンジャミン・フランクリン 著)

 

 

 

 

☑高い徳を持つということは、我々の利益につながるというような、単に頭で考えた信念だけでは、うっかりとしたあやまちを防ぐには十分ではないのだ。どんなときでも正しい行いを通せるという自信を少しでも得るには、まず、それに反する習慣を打破し、次によい習慣をつくって、これをしっかり身につけなければならないのだ。

 

 

 

 

☑私は、自分にとって必要かつ望ましいと考えたすべてのことがらを十三の徳目に含めることにして、それぞれに短い戒律をつけた。その徳の名称と戒律は次の通りである。

(下記に記載)

 

 

 

 

☑私はピタゴラスの「金言集」のアドバイスに従って、自分の行いをチェックすることが大切だと思ったので、次のようなチェック法を考え出した。私は、小さな手帳を作り、徳の一つずつに一ページを割り当てた。そして各ページに、赤インクで線を引いて、たての欄を作り、それぞれの欄に各項目の頭文字を書き入れた。そして、それぞれの該当欄に、その日に犯したあやまちを調べて、あやまちがあれば、そのすべてについて、黒点を書き込むことにした。(下記に記載)

 

 

 

☑人間の本質からして、悪い行いは、禁じられているから有害なのではなく、有害だから禁じられているのだ。それゆえ、来世はもとよりこの世でも幸福になりたいと願う人は、徳を重ねることに関心を持つべきである。

 

 

 

 

☑私がつくった徳の表は、初め十二項目しかなかった。しかし、友人が親切にも、あることを教えてくれた。何か議論になると、自分が正しいというだけでは気がすまなくて、相手に高圧的になり、かなり傲慢になるところがあると言うのだ。そこで謙譲の徳を表に加え、その言葉に広い意味をもたせたのである。私は、他人の主張する意見に真っ向から反対したり、自分の意見を強く主張したりすることはすべてやめることにした。このような態度は生まれつきの性質ではなく、初めはいくらか無理をしてそのように見せていたが、そのうち習慣になってしまった。

 

 

 

 

☑私たちが生まれ持った感情の中で、「自負心」ほど抑えがたいものはない。どんなに隠そうとしても、また、それと闘っても、殴り倒し、息の根を止め、ぎゅうぎゅうと押さえ込んでも、自負心はいぜんとして生き続け、ときどき頭をもたげ、姿を現すのである。私がいくら、完全に、これに打ち勝ったと思うことがあるにしても、今度は、謙譲を自負することもあるかもしれないからだ。この本の中でもその自負心がしばしば出ているのではないかと恐れている。

 

 

 

 

十三徳(十三の習慣)

 

1.    節制:頭や体が鈍くなるほど食べないこと。はめをはずすほど酒を飲まないこと。

2.    沈黙:他人あるいは自分に利益にならないことは話さないこと。よけいな無駄話はし    

     ないこと。

3.    規律:自分の持ち物はすべて置き場所を決めておくこと。仕事は、それぞれ時間を決    

     めて行なうこと。

4.    決断:なすべきことはやろうと決心すること。決心したことは、必ずやり遂げること。

5.    節約:他人や自分に役立つことのみにお金を使うこと。すなわち、無駄づかいはしな

     いこと。

6.    勤勉:時間を無駄にしないこと。いつも有益なことに時間を使うこと。無益な行動を 

     すべてやめること。

7.    誠実:騙して人に害を与えないこと。清く正しく思考すること。口にする言葉も、ま

     た同じ。

8.    正義:不正なことを行い、あるいは、自分の義務であることをやらないで、他人に損

     害を与えないこと。

9.    中庸:何事も極端でないこと。たとえ相手に不正を受け、激怒するに値すると思って

     もがまんしたほうがよいときはがまんすること。

10.    清潔:身体、衣服、住居、を不潔にしないこと。

11.    冷静:つまらないこと、ありがちな事故、避けられない事故などに心を取り乱さない

     こと。

12.    純潔:性の営みは、健康のためか、子供をつくるためのみにすること。性におぼれ、

     なまけものになったり、自分や他人の平和な生活を乱したり、信用を失くしたりしないこと。

13.    謙譲:イエスとソクラテスを見習うこと。

 

 

 

チェック表

 日

 月

 火

 水

 木

 金

 土

節制

沈黙

規律

決断

節約

勤勉

誠実

正義

中庸

清潔

冷静

純潔

謙譲

 

 

2010年5 月26日

NO.14-2(NO.14-1関連その1)人格とは何か

今回は、「14-1(メインコラム)の関連その1」として、スマイルズ著作の「自 助 論」を取り上げます。


 「自助論」は人口が3000万人の明治初期の日本において、100万冊も売れた、大ベストセラー本です。


スマイルズは、若者たちに向けて、「人格の力は富よりも強い」、「よい習慣を培えば、人格も立派にみがき上げら

れる」と訴えかけています。


 彼の言葉は、100年以上経過した今でも新鮮な輝きを発しています。


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  「自 助 論」  (S.スマイルズ 著)

 

 

 

 

☑ある主教は「キリスト教の奥義の九割は中庸にある」と述べたが、その言葉にならえば、「人生の奥義の九割は快活な精神と勤勉にある」といえるだろう。快活さを失わず努力することは、成功と幸福の土台となる。

 

 

☑チャンスをとらえ、偶然を何かの目的に利用していくところに成功の大きな秘密が隠されている。ジョンソンは、天才的な力のことを「広い分野を包みこむ大きな精神が、偶然ある特定の方向に向けられたものである」と定義した。

 

 

☑どんなビジネスマンにも、それを効率よく運営するのに欠かせない原則が六つある。それは、注意力、勤勉、正確さ、手際のよさ、時間厳守、そして迅速さである。だが、第一級のビジネスマンをめざすには、さらに、すばやい直観力と計画を断固やりぬく強い意志が必要だ。それとあわせて世渡りする上での如才なさも重要な資質である。鋭い直観力、断固たる意志、如才なさ、この三つの資質は大勢の部下を指揮する人間には不可欠である

 

 

☑自尊心とは、人間が身にまとう最も尊い衣装であり、何にもまして精神を奮い立たせる。「慎み深く正しい自尊心は、立派で有意義な業績を生む土壌であり源泉である」と、詩人ミルトンは語っている。自分をさげすむ人間は、他人からも軽蔑される。

 

 

人生の最高の目的は、人格を強く鍛えあげ、可能な限り心身を発展向上させていくことである。これは唯一の目標であり、それ以外のものはこのための手段にすぎない。最高の人間性を獲得し、他人の役に立つ仕事に打ち込み、人間としての義務を果たしていくことこそ、いちばん立派な生き方なのだ。

 

 

☑人格の力は富よりも強い。人格者があらゆる名誉を手中に収めても、金持ちのように他人からその名声をねたまれたりはしない。また、すぐれた人格は絶大な影響力を持っている。なぜなら、そのような人格は何よりも人々に信頼され尊ばれる資質・・・すなわち信義、誠実、節操 という美徳から生まれるからだ。

 

 

よい習慣を培えば、人格も立派にみがき上げられる。古くからいわれるように、人間は習慣の寄せ木細工であり、習慣は第二の天性なのだ。「行動でも思考でも反復こそが力である」と確信していた詩人メタスターンは、「人間において習慣がすべてだ、美徳でさえも習慣にすぎない」とまで断言した。また、われわれは、幸福でさえ習慣として身につけられる。世の中には、ものごとの明るい面を見ようとする性格の人もいれば、暗い面ばかりに目を向ける人もいる。

 

2010年5 月24日

NO.14-1(メインコラム)人格とは何か

今週のテーマは、「人格とは何か」です。


私が人様の人格を云々することは“憚られ”ます。

そこで、GWを利用して、我が家パソコンに格納した“500冊の本のデータベース”から人格に関する記述を検索し、検索結果をKJ法で分類・グルーピングしました。

対象となった本の著者は、孔子、釈尊、キリストから、現代人に至るまで。

国籍も日本、アジア、欧米とさまざまです。

その結果、「8つに集約された見出し」が決定しました。パチパチパチ!!


 【8つの見出し】

①人生において一番大切なことは、人に誠実に接し、人を思いやること。

 ②人は誰もが「自分のことを認めて欲しい、評価して欲しい」と思っている。

③自分がして欲しいと思うことを人にする。 ④自分がして欲しくないことは人にしない。

④人格は行動を習慣化することで後天的に作ることができる。

⑤人格の中で一番コントロールが難しいのは自負心である。

⑥あなたの務めは、人の良いところを見つけて褒めること。

⑦人に教えることはできない。出来ることは“気付きの手助け”である。

⑧“素直さ”は成長の源。


「なるほど」と同意いただける見出しがあると思います。


 さてさて、この8つの「見出し」を眺めていると、ある言葉が浮かび上がってきます。

それは「人」という言葉です。 人格とは、突き詰めると「人との“かかわり方”」のことである。


私は、そう定義しました。


ちなみに、広辞苑(第六版)には、次のように記述されています。

 【人格】とは、

①人がら、人品。

②心

③道徳的行為の主体としての個人。自律的意志を有し、自己決定的であるところの個人。


さて今回はここまで。


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Kimo



 人格とは「人との“かかわり方”」のことである!!

2010年5 月21日

NO.13-3(NO.13-1関連その2)トヨタ式

今回、(12-1のメインコラム)の関連資料としてご紹介するのは 「トヨタ式ホワイトカラ-革新」です。


 本書の中で「情報」の重要性に関して次のように述べています。


ドラッガーが述べているように「データ」で勝負する時代は終わった。

21世紀は「情報」で勝負する時代になる。

トヨタ流で云えば、「人と人」「人と物」が直接に接して得られる「現地・現物」の「情報」で勝負する時代となった。


まさに、今のトヨタが直面しているテーマです。


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      「トヨタ式ホワイトカラ-革新」 金田 秀治、 近藤 哲夫 共著

 

☑「納期・成果」が見えにくいシステム再構築というイノベ-ション活動は、各部門の管理者(チェンジリ-ダ-)が展開する戦略ゾ-ンである。それは経営者の展開する「経営戦略」とも、現場リ-ダ-が展開するベンチマ-ク型の「現場戦略」とも異なる。

 

☑「あるべき姿」「ありたい姿」に向けて「日々改善」を「徹底的」に行う、その為には「思い込み」(常識)からの脱却が必要である。それは「現地・現物」で「よく見る」ことと、「あるべき姿」「ありたい姿」に気づくことで可能となる。

 

ドラッガーが述べているように「データ」で勝負する時代は終わった。

21世紀は「情報」で勝負する時代になる。トヨタ流で云えば、「人と人」「人と物」が直接に接して得られる「現地・現物」の「情報」で勝負する時代となった。

☑工場部門では「ムダ」の徹底的排除がイノベ-ション活動。ホワイトカラ-は「ありたい姿」に向かってのチャレンジがイノベ-ション活動である

 

☑ホワイトカラ-のイノベ-ション活動の展開シナリオは、レクサスプリウス誕生の展開方法が参考にある。

 

それは、 まず「ありたい姿」を見つける。

 次に「ありたい姿」達成のために、アイデアを出し、「ありたい姿」(目的)のイメ-ジを描く。 

次に(目的)達成する(手段)としてチャレンジテ-マを設定し、チャレンジテ-マ展開グル-プ

(小集団)をつくり、イノベ-ション活動に入る。