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2011年2 月28日

NO.53-1(メインコラム)にんべんの付いた自動化

今週のテーマは「にんべんの付いた自動化」です。

トヨタ自動車は、ジャスト・イン・タイム(just-in-time)と、自働化(automation with a human touch)という2つの生産方式の基で発展してきました。

今回はその方式の1つ、俗に「にんべんの付いた 自動化」と言われている“自働化”について考えてみます。

 

初めに、用語の説明を。

■元祖の “自働化” これは元トヨタ自動車工業(現トヨタ自動車)副社長、大野耐一氏が作った造語です。

⇒ 「自動」は単に動くだけの機械ですが、「自働」は、善し悪しを瞬時に判断させる装置をビルトインした機械です。「自働」の機械なら「異常があれば機械が自ら止まる」ため、不良品が生産されず、一人の人間が何台もの機械を運転できるので生産性が飛躍的に向上します。

 

■キャリア・カウンセラーとして私が使う “自働化” トヨタ方式にヒントを得て、これをキャリア・カウンセラーの現場に持ち込んだ私の概念です(笑)。

⇒ 自分の体に、思考せずとも動き出すプログラムをインプットさせてしまうのです。そうすれば、自分の体が “知らず知らずのうちに” “勝手にどんどん” 働いてくれるので能力は飛躍的に成長します。これが “自働化” の醍醐味です。

 

さてここからが本題です。

 

(質問)体に自働化のプログラムをインプットさせる方法は? 

(答え)反復練習です。

元世界チャンピオンの輪島功一さんはプログラム「瞬時にパンチを避けられる」を体にインプットさせるまで反復練習を繰り返し 世界チャンピオンにまで上り詰めました。

 

(質問)自働化によって何が変わるのか? 

(答え)アナタの人生が激変します。

最強のプログラムを使って、それを説明します。

最強のプログラム :「(どんな人に対しても、どの場においても)自分にできる貢献をする」

インプット :無意識 → プログラムを意識 → 無意識にプログラムが起動(これが自働化)。つまり、朝起きてから寝るまで無意識のうちに行っている行動や発言に対して、プログラム「自分はどんな貢献が出来るのか?」を常に意識し、無意識から意識へ転換を図る。その作業を、無意識にプログラムが起動するまで反復する。

 

どうですか?貢献のプログラム!!

 

貢献の場が広がれば、結果は自然に付いてきます。

そうすると自分も心身が自然と楽になり、気が付いたらアナタ自身も大きく成長しています。

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Kimo

     体を自働化させる!!

2011年2 月25日

NO.52-3(NO.52-1関連その2)伝える力を磨く

今回(52-1のメインコラム)の関連資料としてご紹介するのは、「上杉隆の40字で答えなさい」(上杉 隆 著)です。

 

40字で表現するって凄いと思います。

 

文章は「一文字でも少なく」が鉄則です。 これが難しいです。

 

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                                   「上杉隆の40字で答えなさい」(上杉 隆 著)

 

☑「国会議員」の仕事とは何か (40字で答えなさい)

一年生議員の仕事は二年生議員になること。二年生議員の仕事は三年生議員になること。

 

☑「官房機密費」の問題点はどこにあるのか? (40字で答えなさい)

メディアの人間が手にしたことで税金の使い道について厳しく追及できなくなってしまったこと。(3字はみだし)

 

☑「三権分立」とは何か? (40字で答えなさい)

日本では実現されたことのない理想的な民主主義のシステム。実情は「三権一体」。

 

☑「国連」とは何か? (40字で答えなさい)

常任理事国に拒否権を持たせたことによって機能不全に陥ってしまった国際的組織。

 

☑あなたが考える「アメリカの良さ」とは何か? (40字で答えなさい)

ウソに対しては厳しいが、ミスに対しては寛容。失敗が許される社会であること。

 

☑あなたが考える「日本の良さ」とは何か? (40字で答えなさい)

世界の人から敬意を払われる天皇制や、漫画に通ずる独自の伝統・文化をもっていること。

 

☑「日米関係」の問題点は何か? (40字で答えなさい)

ほとんどの日本人が、米国人も同じく「重要なものだと思っている」と誤解していること。

 

☑「普天間基地移設問題」における問題点とは何か? (40字で答えなさい)

日本側が、アメリカも日本と同じく普天間問題が解決しないと困ると勘違いしていること。

 

☑中国や韓国が「靖国参拝」に抗議する理由とは? (40字で答えなさい)

抗議すること自体が、対日外交の強力なカードになることがわかったから。

 

☑「ODA」の目的とは何か? (40字で答えなさい)

日本の場合は公共事業を増やすため。中国の場合は外交カードとして使っている。

 

☑「北方領土問題」が解決しないのはなぜか? (40字で答えなさい)

北方四島はロシアにとって大きな外交カード。解決しないことが自国の利益になるから。

 

☑「検察」とは何か? (40字で答えなさい)

公務員として身分が保証されているうえに、いかなる批判にも晒(さら)されない日本最強の匿名行政機関。(5字はみだし)

 

☑「裁判員制度」が始まった理由とは? (40字で答えなさい)

仕事が減って予算の獲得が難しくなってきた法務省が自分たちの仕事を作ろうとしたから。

 

☑「地上デジタル放送」への移行が実施された理由とは? (40字で答えなさい)

景気対策。それとアナログハイビジョン開発でメーカーに与えた損失補填のため。

 

☑「JAL」が巨額の負債を抱えた理由とは? (40字で答えなさい)

働いている人間ではなく、働いていない人間に多くの給料が分配されていたから。

 

☑日本は「金持ち」なのか「貧乏」なのか? (40字で答えなさい)

金持ち。なぜなら日本の国債は、日本人が買っており、国の借金は国民の資産だから。

2011年2 月23日

NO.52-2(NO.52-1関連その1)伝える力を磨く

今回「52-1(メインコラム)の関連その1」として、ご紹介するのは、「実践!問題解決法」(大前 研一、斉藤 顕一 共著)です。

 

大前氏と斉藤氏が著書の中で「とりわけ問題解決者として重要なことは、チャートを作成することによって分析を進め、問題の発見を進めていく。」と述べています。

 

このチャート作成のために彼らが使っているプレジェンテーションツールがメインコラムでご紹介した「SOLO」です。

 

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                          「実践!問題解決法」(大前 研一、斉藤 顕一 共著)

 

☑問題解決においては本質的な問題を発見することが最も重要なことであり、本質的な問題を発見すれば問題解決の6割ぐらいの仕事が終わったと考えていいだろう。

 

☑本質的な問題を捉えるためには、大きな視点から始めて、徐々に細かいところを見ていくことが必要だ。たとえば、日本経済全体の動き→市場の動き(顧客や競合)→自社の状態→自部門の問題、というように「流れ」で捉えていかねばならない。

しつこいようだが、どんな場合でも、分析は、常に大きなところ(全体)から小さなところ(細部)に下りる。

☑全体の流れが把握できたら、次は市場を構成している、より細かい項目を考え、或いは観察し、そのデータをおさえてみる。そして、何か変化や特徴がないかを探り、何がおきているのか、事実をつかむ。

それらをまとめて「要は何なのか?」を考える。

 

☑情報収集には順序がある。順序は1つのロジックである。

情報収集は、まず調べる目的と背景を知る(誰に報告?成果物はどんな形か?時間はどのくらいあるのか?)ことが大事。そうすると、全体が分かって工夫できる。

情報源に詳しくなると、生産性は高まり、質も向上する。

「ビジネス調査資料総覧」(MDB)、「ビジネスまるごと情報源」(日本経済新聞社)、「統計調査総覧」(総務省統計局)、「日本統計年鑑」(総務省統計局)、「経済統計年鑑」(東洋経済新報社)、「地域経済総覧」(東洋経済新報社)、「業種別貸出審査事典」(金融財政事情研究所)、「投資家のための業界分析」(日興リサーチセンター)

インターネットからデータをエクセルにダウンロードするのも効果的

総務省統計局・統計センターのホームページなど

 

☑とりわけ問題解決者として重要なことは、チャートを作成することによって分析を進め、問題の発見を進めていく。チャートは、なぜ?という質問を続けることがコツとなる。

①10年以上の長期チャートを書いてみて、変化があるかどうかを見てみる。

②変化がなければ、そのデータを細分化して、変化を調べてみる。

③変曲点を見つけ、そのときに何が行われたのか調べる。

④要素を分解して、さらにチャートに落としてみる。

⑤関連のありそうな変数と組み合わせて、相関を見てみる。

 

☑思い込みでは本質的な問題は発見できない。それを避けるためにも、既存のフレームワークを使って、他の可能性を広げたり、集めた情報を客観的に分類することが重要となる。

 

2011年2 月21日

NO.52-1(メインコラム)伝える力を磨く

今週のテーマは「伝える力を磨く」です。

“伝える力を磨く”ことの重要性を、この国で最初に説いたのは、福澤諭吉です。

福澤は著書「学問のすゝめ」の中で、明治維新 間もない時代の青年に説きます。

『一身に備わった性格、実質的な実力を充分に発揮し、社会に貢献するにはどうしたらよいか、それには三つの条件がある。第一に「ことば」の効果的な使い方を学ばねばならない。ことばは、なるべく流暢でいきいきとしているのがよい。演説者のしゃべりかたを学ぶことが必要である。(以下 省略)』と。

福澤はこれからの時代、人が社会で貢献するうえで“伝える力”が必要不可欠であることを看過していました。

 

さて、今回は“伝える力を磨く”のに私が有効だと考える“訓練方法orツール”を紹介します。

 

伝える力:その1「スピーチ力」「スピーチ力」を磨くには「トーストマスターズ」に入会することをお勧めします。

私が「トーストマスターズ」を知ったのは、トム・ピーターズ氏(「エクセレント・カンパニーの著者」)が著書の中で当クラブを推薦していたからです。

「トーストマスターズ」はアメリカ発祥の非営利団体で、現在日本を含む100以上の国でスピーチ訓練活動を行っています。「トーストマスターズ」は、廉価で質の高いメソッドを身に付けることが出来る 超お勧めのクラブです。

 

伝える力:その2「文章力」文章力を磨くには「myブログ」を立ち上げて定期的に更新することをお勧めします。

周りのブロガーの人たちを見ていて思うのは、“習うより慣れろ”です。

ブログを継続させる秘訣は「自分が一番興味ある分野を取り上げる」ことです。

書き続けていくうちに気が付いたら文章力と思考力がアップしている 超お勧めの方法です。

 

伝える力:その3「プレゼンテーション力」プレゼンテーション力を磨くには「SOLO」というプレゼンテーションツールをお勧めします。

「SOLO」は、マッキンゼー社がもともと自社コンサルタント向けに開発したソフトです。

現在は一般にも提供しており、1契約当り6万円とやや高価ですが、問題を見える化する、相手の理解を促進させる、ことにかけてはピカ一の実力を持っている 超お勧めのツールです。

 

「伝える力を磨く」3種の神器 「トーストマスターズ」と「myブログ」と「SOLO」。

ご参考になれば幸いです。

ちなみに私は、トースト歴2年、myブログ歴1年、SOLO歴7年です。

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Kimo

「伝える力を磨く」3種の神器 「トーストマスターズ」と「myブログ」と「SOLO」!!

                           

2011年2 月18日

NO.51-3(NO.51-1関連その2)いつもの領域

今回(51-1のメインコラム)の関連資料としてご紹介するのは、ドラッカーの「明日を支配するもの」です。

 

ドラッカーは著書の中で、「パイロット(小規模な試行)」という言葉を何度も使っています。

 

経営も人生も、経験してみないことには答えは出てきません!!

 

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                                    「明日を支配するもの」(P・F・ドラッカー 著)

 

☑変化はコントロールできない。できることは、その先頭にたつことだけである。今日のような乱気流の時代にあっては、変化は常態である。変化はリスクに満ち、楽ではない。悪戦苦闘を強いられる。

だが、この変化の先頭にたたないかぎり、企業、大学、病院のいずれにせよ、生き残ることはできない。急激な構造変化の時代にあっては、生き残れるのは、自ら変革の担い手、チェンジ・リーダーになる者だけである。

 

☑チェンジ・リーダーたるための第一条件は、すでに行っていることの体系的廃棄である。チェンジ・リーダーとなる組織は、あらゆる製品、サービス、プロセス、市場、流通チャネル、顧客、最終用途を点検する。しかも常時点検する。

この体系的破棄の第一段階は、あらゆることについて、すでに行っていなかったとして、今これを始めるかを問うことである。答えがノーであれば、次に言うべきセリフは、それでは詳しく検討しようではない。直ちに行動しようである。

 

☑このような体系的破棄の第二段階は、すでに行っている方法の廃棄である。これは第一段階と同じように重要である。しかも、はるかに意見の分かれる難しい段階である。正しい答えかどうかは、パイロット(小規模な試行)によって確認していかなければならない。

したがって、変化の先頭にたつためには、あらゆる製品、サービス、プロセス、市場について、今これを始めるとして、今の方法で行うかを問い続けなければならない。

 

☑チェンジ・リーダーになるためには、機会に焦点を合わせなければならない。問題を餓死させ、機会を太らせなければならない。チェンジ・リーダーたるための成功の追及には、優秀な人材に機会を担当させることが必要である。そのための確実な方法の一つが、一方で機会を列挙し、一方で有能な実力ある人材を列挙することである。

 

☑知識労働者の生産性こそ、明日を支配するうえで最大の経営上の挑戦である。彼らの生産性を向上させることなくして、今日のリーダーとしての地位を保ち、今日の生活水準を維持することはもとより、先進国であり続けることはできない。

知識労働者の生産性向上をはかるには、まず初めに、関係者全員の姿勢を変えなければならない。肉体労働者の生産性をはかるには、いかに仕事をすべきかを指示するだけでよかったのとは大きな違いである。しかもその姿勢の変化は、一人ひとりの知識労働者だけでなく、組織全体において必要とされる。

したがって、ここにおいても他のあらゆる変化と同じように、パイロット(小規模な試行)が必要となる。まず初めに、組織のなかで変化を受け入れる用意のある部門や、知識労働者のグループを見つけることである。的確にパイロットを行ってさえいれば、知識労働者の生産性を大幅に向上させることができる。