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2011年9 月30日

NO.80-3(NO.80-1関連その2)資格の鉄則

今回(80-1のメインコラム)の関連資料としてご紹介するのは、「世界で稼ぐ人 中国に使われる人 日本でくすぶる人」(キャメル・ヤマモト 著)です。

 

著者は、グローバル人材として3つの力を説いています。

語学力を含めた外交力」「世界で通用する専門性」「世界の人を動かすリーダーシップ」を磨いていくことが必須である。

 

3つとも経験と実績に裏打ちされた現場力ですね。

 

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           「世界で稼ぐ人 中国に使われる人 日本でくすぶる人」(キャメル・ヤマモト 著)

 

☑グローバル競争の中で、今まで以上に「稼ぐ人」、安さで勝負できる「安い人」、居場所がなくなる「余る人」に分れ始めている。

 ・稼ぐ人→世界をまたにかけて活躍する「全球人」(中国語で「グローバル化」を意味)

・安い人→物価や賃金が低い国の人と同じようにローコストで生きることができる「現地人」(特定の外国<現地>に住みついて活躍する人を含む)

・余る人→日本国内にとどまる内向きの「内国人」(もしその仕事がローコストの海外に移ると、仕事がなくなって余るリスクにさらされている)

 

☑このグローバル競争において、日本人が全球人(グローバル人材)となって勝ち残るには、従来から苦手とされる3つの力、「語学力を含めた外交力」「世界で通用する専門性」「世界の人を動かすリーダーシップ」を磨いていくことが必須である。

 

☑専門性とは何か?「職能的な専門性」「事業的な専門性」「地域的な専門性」という3つの切れ目で線をいれて考えてみよう。

第一の「職能的な専門性」とは、「研究」「開発」「調達・物流」「製造」「マーケティング」「営業」「財務」「経営企画(戦略)」「人事」「IT」「法務」「広報・IR」などの専門性である。

第二は、「事業についての専門性」である。業界や市場・顧客や競合についての知識や、担当する事業のバリューチェーンや成功要因や強味・弱み・機会・脅威についての知識や洞察が、事業の専門性である。

第三は、「地域についての専門性」である。たとえば、中近東の専門家や中国の専門家という場合、その地域における自社の事業にかかわる知識はもちろんのこと、その地域の歴史や文化・経済・社会状況など幅広い知識も含む。

 

☑「現地人」は、どこか特定の国で活躍できる人だから、それを梃子にして、より広い範囲で通用する力を磨けば、国を超えた地域で活躍できるリージョン人材や、世界で活躍する全球人に育つ可能性をもつ。特に、新興国で長期滞在する覚悟で海外にでていき、そこでしっかり成果をだして現地人としての経験を積みつつ、全球人になるというのがごく自然なモデルになるだろう。その際の鍵は外交力と専門性とリーダーシップを高めること。

 

☑「内国人」も、匠人材の場合は、日本にいながらにして「全球人」となる可能性をもつ。その会社の何か重要な価値を生み出す上で、不可欠であり、かつ、その人の技、匠が、余人にもって代えがたい、ことが条件である。

2011年9 月28日

NO.80-2(NO.80-1関連その1)資格の鉄則

今回「80-1(メインコラム)の関連その1」として、ご紹介するのは、「会社を辞めるのは、「あと1年」待ちなさい!」(石田 淳 著)です。

 

著者は1年間待つ間にやることは、次の2つだと述べています。

強みとなるスキル(実績・経験)をさらに伸ばす。

足りないスキル(実績・経験)を身につける。

 

私も、まったく同感です。


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                              「会社を辞めるのは、「あと1年」待ちなさい!」(石田 淳 著)

 

☑私は、出世や昇給が仕事のすべてだとは思いませんが、仕事の成果が目に見える形で表れることには、とても大きな意味があります。それが心の励みとなり、「がんばろう!」という気にさせるのです。ところが、今では給料は上がるどころか、年々下がるものになりつつあります。モチベーションを生み出すためには、それ相応の「仕組み」が必要なのに、それが崩壊してしまっているわけです。

そこで私は、仕事で悩むあなたのために、「第3の選択肢」を提案したいのです。転職とも起業とも違う、新たな道。それが「続職」です。「1年後の今日、結論を出す!」 その選択を、1年後に出すことを決めるのです。たったこれだけのことで、リスクを犯すことなく、あなたの人生は変わります。

 

☑1年後に結論を出すために、今できることをがんばる。それが、「続職」の基本的な考え方です。ここで目を向ける行動は、大きく2つに分けられます。まずは、コミュニケーション能力や英語学習といった、「現時点では足りていない行動(不足行動)」です。もうひとつは、無駄遣いや暴飲暴食、興味のないテレビの視聴など、「できれば減らしたい行動(過剰行動)」です。不足行動を増やす。過剰行動を減らす。これらを継続することが、人生を変えることに直結します。

 

☑「続職」においては、結論を出すまでの間に行動を改善し、自分を高める必要があります。これから1年間にやるべきことは、スキルアップに目を向けると、おおよそ次の2つに集約できます。

強みとなるスキル(実績・経験)をさらに伸ばす。

足りないスキル(実績・経験)を身につける。

ある日、上司が次のように言ったとします。「新店舗の開店前のリサーチの仕事、誰かやってくれないかな?」 こんなとき、過去にリサーチの経験がないと、尻込みしてしまうでしょう。ですが、「1年後に結論を出す!」と決めたのなら、躊躇することはありません。思い切って、未経験の仕事に取り組んでみましょう。仕事は慣れが大きいもの。たった一度でも体験していると、次に似たような局面にぶつかったとき、臆することなく作業ができます。これを行動マネジメントでは「系統的脱感作(だつかんさ)」と呼んでいます。

 

☑これからの1年間は、自分を高めると同時に、会社との関係も見直す時期です。「この会社で、これからも働き続けていいのか?」そうした視点も必要になるわけですから、時にはあなたの本音をさらけ出し、それに対する会社の本音も確認してください。会社の本音が信用できなければ、1年後には辞めることを選ぶかもしれません。また、変に気を使って、自分を抑えることはありません。思い切って、やりたい仕事を訴えるのです。あなたが繰り返しアピールすれば、上司の反応も変わってきます。

2011年9 月26日

NO.80-1(メインコラム)資格の鉄則

今週のテーマは、「資格の鉄則」です。

先行きに不透明感がただよう今、資格取得ブームが過熱しています。

資格と一口に言っても、医師や弁護士など有資格者でなくては仕事に携われない“独占的権付き資格”から、履歴書に記載しても効力「0」の“アクセサリーにもならない資格”まで数え切れないほど。

ではそんな中から、どんな資格を取得すべきなのか? 

その疑問に答えるべく、今回は「資格の鉄則」についてお話します。

アナタが目指している資格がこの鉄則に該当しないとしたら、

それはアナタにとって間違いなく 「取得する労力>取得することで得られる効果」 な資格です。

 

【資格の鉄則】

資格は “当該分野の実務経験&実績” がセットとなってこそ初めてアナタの武器になる!!

つまり、

①実務経験のある人が取得すべき資格は何か?

→その “実務経験のある分野の延長線上か近接エリア” の資格。

②転職のため実務経験のない未体験分野の資格取得にチャレンジする時の判断は何か?

→その資格取得を契機に “素人のアナタが実務経験を積める場になんとしてでも潜り込むんだという覚悟と情熱が持てる分野” の資格。

労働市場は、経験と実績がすべてです。そこで、次の「報酬の鉄則」も紹介します。

 

【報酬の鉄則】

仕事から得られる報酬の価値は「現在の仕事での給与<現在の仕事で得られる経験・実績」!

つまり、

「今の給料の一時的な多寡を捨てても、今の組織の中で将来に向けて得るべき経験・実績を積む」ということです。人生90年時代の鉄則です。

 

将来有望な資格は何か?

将来楽をしてお金を稼げる資格は何か?

転職に有利な資格は何か?

こうした資格に関する質問に私はいつも次のように答えています。

「大切なことは、資格のありなしより、経験と実績のありなし」。

「資格は、その分野の丁稚の経験があってこそ輝きを生む」。

 

ちなみに私は長い人事畑経験(重みと深みは疑問ですが・・苦笑)をベースに、

その延長線上で“キャリア・コンサルティング”の資格を、その近接エリアで“コーチング”の資格をそれぞれ取得しました。

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                                                  Kimo

     資格 < 経験・実績

2011年9 月23日

NO.79-3(NO.79-1関連その2)「A4」1枚、「A3」1枚

今回、(79-1のメインコラム)の関連資料としてご紹介するのは、「上杉隆の40字で答えなさい」(上杉 隆 著)です。

 

40字で表現する訓練は、「A4」1枚、「A3」1枚に“まとめる力”につながります。

 

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                  「上杉隆の40字で答えなさい」(上杉 隆 著)

 

☑「国会議員」の仕事とは何か? (40字で答えなさい)

一年生議員の仕事は二年生議員になること。二年生議員の仕事は三年生議員になること。

 

☑「官房機密費」の問題点はどこにあるのか? (40字で答えなさい)

メディアの人間が手にしたことで税金の使い道について厳しく追及できなくなってしまったこと。(3字はみだし)

 

☑「三権分立」とは何か? (40字で答えなさい)

日本では実現されたことのない理想的な民主主義のシステム。実情は「三権一体」。

 

☑「国連」とは何か? (40字で答えなさい)

常任理事国に拒否権を持たせたことによって機能不全に陥ってしまった国際的組織。

 

☑あなたが考える「アメリカの良さ」とは何か? (40字で答えなさい)

ウソに対しては厳しいが、ミスに対しては寛容。失敗が許される社会であること。

 

☑あなたが考える「日本の良さ」とは何か? (40字で答えなさい)

世界の人から敬意を払われる天皇制や、漫画に通ずる独自の伝統・文化をもっていること。

 

☑「日米関係」の問題点は何か? (40字で答えなさい)

ほとんどの日本人が、米国人も同じく「重要なものだと思っている」と誤解していること。

 

☑「普天間基地移設問題」における問題点とは何か? (40字で答えなさい)

日本側が、アメリカも日本と同じく普天間問題が解決しないと困ると勘違いしていること。

 

☑中国や韓国が「靖国参拝」に抗議する理由とは? (40字で答えなさい)

抗議すること自体が、対日外交の強力なカードになることがわかったから。

 

☑「ODA」の目的とは何か? (40字で答えなさい)

日本の場合は公共事業を増やすため。中国の場合は外交カードとして使っている。

 

☑「北方領土問題」が解決しないのはなぜか? (40字で答えなさい)

北方四島はロシアにとって大きな外交カード。解決しないことが自国の利益になるから。

 

☑「検察」とは何か? (40字で答えなさい)

公務員として身分が保証されているうえに、いかなる批判にも晒(さら)されない日本最強の匿名行政機関。(5字はみだし)

 

☑「裁判員制度」が始まった理由とは?(40字で答えなさい)

仕事が減って予算の獲得が難しくなってきた法務省が自分たちの仕事を作ろうとしたから。

☑「地上デジタル放送」への移行が実施された理由とは? (40字で答えなさい)

景気対策。それとアナログハイビジョン開発でメーカーに与えた損失補填のため。

 

☑「JAL」が巨額の負債を抱えた理由とは? (40字で答えなさい)

働いている人間ではなく、働いていない人間に多くの給料が分配されていたから。

 

☑日本は「金持ち」なのか「貧乏」なのか? (40字で答えなさい)

金持ち。なぜなら日本の国債は、日本人が買っており、国の借金は国民の資産だから。

2011年9 月21日

NO.79-2(NO.79-1関連その1)「A4」1枚、「A3」1枚

今回は、「79-1(メインコラム)の関連その1」としてご紹介するのは、昨年ベストセラーとなった 池上 彰 著「伝える力」です。

 

池上氏は、報告書のまとめ方としてとっつき易い「緩やかな演繹法」を薦めています。

 

“自分の書”作成の参考になりそうです。

 

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                        「伝える力」(池上 彰 著)

 

☑中央官庁のキャリア官僚と付き合うこともありましたが、「この人、なんでこんなにプライドが高くて、エラそうな話し方をするんだろう」という人は、いつしか姿を消していきました。反対に、ざっくばらんな性格で、こちらの話をきちんと聞いてくれる人は、どんどん出世して、官僚のトップである事務次官にまで上り詰めたりしています。三十数年間に及ぶジャーナリスト生活を振り返って、1つ明らかにいえるのは、よけいなプライドを持っている人は「そこまで」だということです。

 

☑まず叱るとき、大原則は1対1で叱ることです。叱る際にもう1つ大切なのは「叱る前に褒める」ことです。「キミは出社するのはいちばん早いし、仕事にはずいぶん意欲的に取り組んでいると思う。でも、このあいだのY社への対応はいただけないな、あれでは、先方さんが気分を害するのも当然だ。もっと丁寧な対応をすべきだったな」。また、叱るときとは反対に、褒めるときはみんなの前で褒めるのを原則とすべきでしょう。「キミ、がんばってるな。営業成績もどんどん伸びているし、K社の部長からは『御社の○△さんはいつも親身に相談に乗ってくれて、聞いたことには迅速に答えてくれる』とお褒めの言葉をいただいたよ。私もうれしかった。これからもこの調子でがんばるように」・・・といったことをほかの人がいる前で朗らかに話す。言われた当人はうれしいし、誇らしく思う。周りにいる人たちも「よし、オレもがんばろう」という気持になるでしょう。

 

☑報告書などをまとめる場合、論理学でいうところの「演繹法」と「帰納法」の考え方が参考になります。ごく簡単にいえば、先に結論ありきが演繹法で、いろいろと情報を集めて結論を構築していくのが帰納法です。報告書や提案書をまとめる場合どちらがよいかと言えば、帰納法に決まっています。しかし、多くのビジネスパーソンには、そこまでの時間がないのが現状です。そこでお薦めしたいのが「緩やかな演繹法」です。そのためには、まず下調べ。そこで仮説を立てます。「きっと○△ではないか」と。さらに「▽□というストーリーがあるのではないか」と。その上で現地に行ってみて、その通りであれば、仮説が立証されたことになります。仮説の通りだったわけですから、報告書や提案書がまとめやすいはずです。白紙の状態で調査を開始するよりも、ずっと効率がよいといえます。

 

☑自分の中に「もう1人の自分」を持って、第三者の目で客観的に自分が書いた文章を見つめることを勧めてきました。もう1つ大事なことは、文字通りほかの誰かに、自分が書いた文章を読んでもらうことです。本書の読者の多くはビジネスパーソンでしょうから、読んでもらう人はたいてい先輩や上司、同僚になるでしょう。「もう1人の自分」の目で自分が書いた文章を読み返すことは大切ですが、どうしても自分の殻を抜け出せない部分があります。やはり文字通りの「他者の指摘」は不可欠です。