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2013年10 月26日

NO.165-1(メインコラム)三十年歴史なる

今回のテーマは「三十年歴史なる」です。

 

大リーガーのイチローが日米通算で4000本安打を達成した時、

中国に伝わる言い伝え、

『十年偉大なり、二十年畏るべし、三十年歴史なる』 を思い出しました。

 

イチローの記録は、「UP or OUT」の厳しい世界で、

年間200本のヒットを打つことだけでも凄いことなのに、

それを20年間以上続けるとは まさに 超“畏るべし” です。

 

王貞治さんの記録 868本のホームランも、

年間40本のホームランを打つことだけでも凄いことなのに、

それを20年間以上続けるとは 

これまた 超“畏るべし” です。

 

そして イチローも王貞治も 一流プロ選手として当たり前のこととして 

誰にも負けないほど鍛錬をし続けていたそうです。

つまり、

「他の人に比べて抜きんでた才能を持った人が 人一倍努力したら、敵う人はいない。」 と言うことです。

 

では抜きんでた才能がない?人はどうすればいいのか?

実は ここが面白いところなのですが、

別に人様より抜きんでた才能を持っていなくとも 抜きんでることが出来るのです。

どうやって?

それは、①人のやらない事を、②人のやらないやり方で、③人より多く努力する。 のです。

つまり、実績の方程式は= ①×②×③ なんです。

①は、何をやるの?⇒アナタだけのユニークは“何”を選びましょう。

②は、それをどうやってやるの?⇒アナタだけのユニークでもっとも効果的な”やり方“を発見しましょう。

③は、それにどれだけ時間を掛けるか?⇒三十年歴史なるまで努力を継続させましょう。

 

アナタが今 40歳なら70歳の時“歴史なる”人に。

アナタが今 50歳なら80歳の時“歴史なる” 人に。

つまり その新たな分野でのトップになれます。

 

最後に大切なことを。

①と②はアナタの戦略です。

着手する前に よーく練る必要があります。アナタの時間資源は有限ですから。

 

その大切さを

現在 日経新聞の「私の履歴書」を連載している ノーベル生理・医学賞の受賞学者で利根川進さんが著書の中で次のようにコメントしているので、最後の最後にご紹介します。

『結局、 何が本当に重要なのかを充分見きわめないうちに研究をはじめちゃうからなんですね。これはちょっと面白いなというぐらいで研究テーマを選んでしまう。それじゃダメなんです。だからぼくは学生に“なるべく研究をやるな”といっている。だってそうでしょう。一人の科学者の一生の研究時間なんてごく限られている。研究テーマなんてごまんとある。ちょっと面白いなという程度でテーマを選んでたら、本当に大切なことをやるひまがないうちに一生が終わってしまうんですよ。だらか、自分はこれが本当に重要なことだと思う、これなら一生続けても悔いはないと思うことが見つかるまで研究をはじめるなといっているんです。科学者にとって一番大切なのは、 何をやるかです。何をやるかというアイデアです。』

                                                           以上です。

2013年10 月14日

NO.164-1(メインコラム)野良ネコと飼いネコ(Ⅱ)

今回のテーマは先々週の続編 「野良ネコと飼いネコ(Ⅱ)」 です。

 

「野良ネコと飼いネコ」シリーズの第2回目では、  「野良ネコと飼いネコ」の未来予想図を考えてみます。

 

未来予想図と言えば、これまで、 著名な未来学者が未来予想図を発表してきました。

例えば、

1962年に アメリカのダニエル・ベルが「脱工業社会の到来」を発表。

1980年には アメリカのアルビン・トフラーが「第三の波」を提唱。

2011年8月に、アメリカのデューク大学のキャシー・デビッドソン教授が発表した未来予想は、 職業に関わるものでした。

その内容とは、

『2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう。』 というけっこうショッキングな予想図です。

アメリカで、この予想図に衝撃を受けたのは子供達の親よりも大人達本人でした。 

「16年後の2027年 自分の仕事は 残っているのだろうか?」

「飼いネコ」の中でも 特に “自分で餌を捕る術” を持っていないネコにとってこれは一大事です。

「飼いネコ」の多くが 飼い主に家から ほっぽり出される。

まさに 2027年の真実。  

2027年のリアル です。

 

ではどうするか?

自暴自棄になって 家を飛び出す前に、以下4つ点について 自ら問い直してみましょう。

①「自分は、飼いネコとして 餌代、その他もろもろの経費に見合った役割を果しているか?」

②「自分は、飼いネコとして 傾き始めた家の中で 家の立て直しに役立つことをしているか?」

③「突然 主人に家から追い出されても 野良ネコとしてやっていけるか?」

④「突然 主人に家から追い出されても 新たな主人を見つけられるか?」

 

ポイントは 「野良ネコ になっても 生き残っていく」という覚悟と準備です。 

これは 21世紀の「飼いネコ」にとって重要な ポイントです。

脱工業社会の末に「脱飼いネコ社会の到来

情報革命の末に「第四の波

もう そこまで押し寄せて来ています。

2013年10 月 6日

NO.163-1(メインコラム)金鯱(きんしゃち)の夢

今回のテーマは「金鯱(きんしゃち)の夢」です。

 

先日 福岡市を訪れた時、通りかかった中区役所に大きな垂れ幕が掛かっていました。

何かな?チラッと垂れ幕を見ると、 「祝 人口150万人」と書かれていました。

地元のニュースによると、

『福岡市が、京都市を抜き、神戸市に次ぐ第6番目の政令指定都市になった』とのことです。

 

さっそく、政令指定都市の人口を調べました。

すると、いつの間にか

・札幌市が人口200万人に迫るメガ都市に成長していて・・・

・小学校で7大都市の1つと教わった北九州市の人口が100万人を切っていて・・・

・千葉市がミニ市町村と合併しただけで100万都市の仲間入り寸前で・・・

・東京に次ぐ第2のメガ都市だった大阪市が横浜市に100万人も差を付けられていて・・・

・いつの間にか、名古屋市と大阪市の差が縮まっていて・・・

 

ビックリしました。

 

≪政令指定都市の人口(2013年)≫

(単位:人)

1 横浜市 3,689,603

2 大阪市 2,666,371

3 名古屋市 2,263,907

4 札幌市 1,914,434

5 神戸市 1,544,873

6 京都市 1,474,473

7 福岡市 1,463,826

8 川崎市 1,425,678

9 さいたま市 1,222,910

10 広島市 1,174,209

11 仙台市 1,045,903

12 北九州市 977,288

13 千葉市 962,130

以上。

 

福岡から戻った翌週、こんどは、

名古屋に本社があるJR東海が発表した「リニア新幹線構想」のニュースに接しました。

≪リニア新幹線構想とは≫

リニア新幹線は、2014年度に着工、 2027年の東京―名古屋間 の開業を目指し、

完成すると、東京 - 名古屋間を40分で結ぶ。

大阪までの全線開業は2045年を目指す。

以上。

 

この名古屋と大阪との開業時期の18年の時間差は、

大阪に、名古屋に、そして日本全体に 何をもたらすのか?

そう考え始めた時、

≪政令指定都市の人口(2013年)≫のデータを思い出し、

「そうだったのか!」と合点しました。 

 

そう、名古屋は、

「大阪越え」どころか、東京との機能分担を担う日本第二のメガ都市の座を狙っているのです。

天下を統一へ導いた三英傑(織田信長、豊臣秀吉、徳川家康)を生んだ愛知県。

なのに 尾張幕府も三河幕府も誕生しませんでした。

400年以上の年月を経て、あと14年、

金鯱の夢 が ついにその姿を現します。