メイン

2014年3 月23日

NO.175-1(メインコラム)個人の目的VS組織の目的(後篇)

今回のテーマは「個人の目的VS組織の目的(後篇)」です。

 

100年後に21世紀を振り返った時、21世紀はどんな世紀と位置づけられているでしょうか?

 

私は、21世紀を「産業革命以後に生まれた概念・価値観が崩壊した世紀」と位置付けています。

私見ですが、崩壊する概念・価値観は次の5つ。

 

①【エネルギー観】原発 VS 脱原発 ⇒新エネルギーの誕生により“対立概念が崩壊”

②【コニュニケーション観】母国語 VS 公用語 ⇒新アーキテクチャーの誕生により“言語概念が崩壊”

③【経済観】自国 VS 広域(EU、TPP) ⇒ワールドユニオン(WU)の誕生により“関税概念が崩壊”

④【世界観】欧米 VS アジア ⇒アジア中間所得層の急増により“欧米主体の価値観が崩壊”

⑤【人生観】個人の人生の目的 VS 組織の目的 ⇒個と組織の協働理論の誕生により“受動的人生観が崩壊”

 

さて、この崩壊する5つの概念・価値観の中で、私たちにとってインパクトが一番大きなものは、

⑤の「個と組織の協働理論の誕生による“受動的人生観の崩壊”」です。

自分の人生を能動的に生きたいという、人間の根源的な渇望に関わるこのテーマが、実は現在、

組織において、組織の存亡に係る課題になり始めています。  

 

産業革命以後 組織は、「個人が、己の人生を 組織の目的やニーズに、適合させる」ことで成立してきましたが、21世紀に入り「受動的人生観を持った個人集団の組織」が、世界の競争の中で勝ち残ることが難しくなり始めてきました。

この徐々に見えてきた新しい景色とは何か?

それは「受動的人生観を持った個人集団の組織」ではスマイルカーブの下流と上流で勝負することが出来ない、という新事実です。

まさに今、個人の人生の目的と組織の目的・ニーズとの両者を繋げて両者を協働させる智慧が

求められています。

 

では

①個人の人生の目的。つまり 個人が成し遂げたいこと、個人が経験したい(実感したい)こと。

②組織の目的・ニーズ。つまり 組織が成し遂げるべきこと。

この2つのベクトルを一致させる「個と組織の協働理論」についてポイントを押さえます。

まず、この2つのベクトルの一致or不一致をどうやって探るのか?

そして2つのベクトルの重なる部分をどうやって拡大させるのか?

それを解決するための必要なアイテムは、コーチングファシリテーションです。

引き出す力でorをandに変えます。

 

次に、探り当てた2つのベクトルがズレていた場合どうするのか?

それを解決するための必要なアイテムは、orをandに置き換えて相殺するノウハウです。

言い換えるならば、組織の目的・ニーズを成就させるプロセスにおいて、個人の成長を担保するノウハウです。

「新たな経験を得る」や「スキルを磨く・身に付ける」「ノウハウを身に付ける」「人脈を築く」「能力・企画・真価を試す」「自由を与えられる」「感謝・信頼を勝ち取れる」「キャリアアップに繋がる実績」ことを担保することで相殺します。

相殺する力で orをandに置き換えます。 

 

どうでしょうか?

皆さんが所属している組織においても必ず直面するテーマです。

一緒に考えてみませんか?

2014年3 月 1日

NO.174-1(メインコラム)己の真価を発揮したい!

今回のテーマは「己の真価を発揮したい!」です。

 

ソチオリンピックが終わり、いつもの日常が戻って来ました。

出場した選手たちが競技終了後に発した万感の思いのこもった言葉に胸を打たれました。

そして、「メダルだけが、オリンピックの目的では無い」ことを教えてくれました。

 

選手達からのメッセージを聞きながら私は、 『「己の真価を発揮したい!」という願いは、

人が持つ根源的な渇望である』ということを改めて 思いました。

 

高梨沙羅選手(17)は、こうコメントしました。

「変わらず挑んだつもりが、どこか違うところがあった」。

「また戻ってこられるように、もっともっとレベルアップしたい」。

 

葛西紀明選手(41)は、こうコメントしました。

「45歳、49歳と体力や技術はもっと向上する。諦めないでいけるところまでいきたい」。

 

今回を最後のオリンピックと決めていた2人、

 

上村愛子選手(34)は、こうコメントしました。

達成感マックス。五輪をすごくいい思い出で終われる」。

 

浅田真央選手(23)は、こうコメントしました、

4年間目指してきた演技ができ、支えてくれたたくさんの人に私なりの恩返しができた」。

 

4年に一回のオリンピック。 選手たちは、どんな思いで4年間を過ごしてきたのでしょうか?

スランプに陥り、競技生活を続けていくことに自信を失いかけたことも一度や二度ではないでしょう。

でも諦めず、“己の真価を発揮する”日が来ることを信じ、

日々の鍛錬を続けてきた彼ら彼女たちが発した言葉だからこそ、

「秘すれば花」の重みと美しさと凄みがあります。

 

人生の本当の辛さは、努力することや挫折することにあるのではなく、

「己の真価を発揮する」ことなく、「己の人生を終える」ことに、

一番の辛さと惨めさがあるのかもしれません。

 

さて最後に、皆さん(私自身にも)に提案です。

死期を迎えた時、

「現世は、己の真価を全て発揮し、支えてくれたたくさんの人に私なりの恩返しができた」。

と思えるよう、私たちも「いけるところまでいきましょう!!」

己の真価を全て発揮するまで。