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2014年7 月27日

NO.184-1(メインコラム)五感を満開にする

今回のテーマは「五感を満開にする」です。

 

人は、長い人生の中で、思いもしなかった局面に遭遇し、心身の不調を来すことがあります。

そんな時、どう対処するか? 

まず肝心なことは、

不調の中にも例外がある」ことを知り、その上で、

少しでも調子が上向く場面、時間帯を自分で発見して、「その例外を拡大していく」ことです。

 

私が自分の不調時に発見した例外は、「五感を満開にする」ことでした。

「五感を満開にする」方法の中で、効果が一番高かったのは「山城」に行くことでした。

私が行った山城の中で「五感満開度の高かった山城」は次の6山城です。

八王子城跡(東京都)、韮崎城(山梨県)、犬山城(愛知県)、

岐阜城(岐阜県)、小谷城跡(滋賀県)、安土桃山城跡(滋賀県)。

この6山城には五感を満開にする要素が満載でした。

 

 

【イマジネーションの感度】

①下界の城下町から山頂の山城(または城址)を眺め「昔の人はどんな思いでこの山城を眺めていたのか?」

②天守閣(または城址)から下界を眺め「城主はどのような想いでこの下界の城下町を眺めていたのか?」

 

【色と香りの感度】

③頂上に登る間、目に木々の緑、全身にペトンチットのシャワー、を浴びる。

 

【音と一体感のエネルギーの感度】

④城下町のお祭りに参加して、耳に太鼓、三味、笛の音色、全身に躍動のエネルギー、を浴びる。

 

【味と香りの感度】

⑤地の酒を飲みながら地の自然の恵みを頂き、舌と鼻の感覚を満開にする。

 

先日、岐阜県出身の友人Iさんのお誘いで、彼の地元の友人の皆さんと 郡上八幡城に行き、

五感を満開にする私の山城が 6 から 7 に増えました。

故司馬遼太郎は著書の中で郡上八幡城のことを次のように書き記しています。

『日本の山城の典型のひとつは、長良川上流の郡上八幡城である。そう信じ、この山の上に日本でいちばん美しい山城があるはずだと思いつつ登ったのは十五年ほど前で、春のはじめだったために雪が深く、道に難渋した。頂上の天守台へのぼると、高塀に額縁された狭い空間にびっしり雪が降りつもり、その雪の上に四層の可愛らしい天守閣と隅櫓がそこに置かれているように立っていて、粉雪という動くものを透して見ているせいか、悲しくなるほどに美しかった。

司馬遼太郎氏の「五感満開ぶり」が伝わって来ます。

 

私は、郡上八幡城の天守閣からの眺め、下界からの眺め、郡上おどり、天然鮎、地酒、吉田川、地の蕎麦、のエネルギーが全身に注入されるのを五感で味わいました。

2014年7 月13日

NO.183-1(メインコラム)21世紀マネジャーの心得

今回のテーマは「21世紀マネジャーの心得」です。

 

私が企業の管理職からお受けする相談は概ね次の3つです。

(1)部下とのコミュニケーションについて

(2)部下の育成について

(3)部下に対するリーダーシップの発揮について

 

要約すると、

「組織力を向上させるために、部下をどのようにマネージメントしたら良いのか?」 という問題です。

実はこの問題の前提には、2つの本質的な課題が存在します。

 

【2つの本質的な課題】

まず1つ目は、マネジャーの役割は明確に定まっているか。

20世紀型マネジャーの役割

「組織の目的」を達成するために「個人」を活用すること。

 

21世紀型マネジャーの役割

「個人の目的」と「組織の目的」とを共生させ生産性と創造性を高めること。

 

要するに、

21世紀のマネジャーは、 部下から 「私の将来のキャリアを どうお考えですか?」と質問されたら、

マネジャーは、21世紀型マネジャーの役割に基づき、明確に答えられなくてはならないのです。

 

2つ目は、1つ目とも関連しますが、マネジャーの世界観・人間観は明確に定まっているか。

20世紀型マネジャーの世界観・人間観

「幸せとは、60歳定年までに社会的成功を手にし、定年後は、孫の世話をして悠々自適に暮すこと」

 

21世紀型マネジャーの世界観・人間観

人生90年、100年の21世紀型世界観・人間観は、

①幸せとは、仕事と通じて生涯、社会とつながり(関係)を持ち続けること。

②幸せとは、仕事を通じて生涯、社会に対する意義を追求し続けること。

 

人生90年、100年の世界では、

「過去の社会的地位」と「孫の世話」だけでは心の安楽を維持できなくなり、また、

周りからも「そんなことしていて何が楽しいの?」と価値観を否定される時代になります。

 

要するに、

21世紀のマネジャーは、 部下から「組織の経営を どうお考えですか?」と質問されたら、

マネジャーは、21世紀型マネジャーの世界観・人間観に基づき、明確に答えられなくてはならないのです。

 

この【2つの本質的課題】がクリアされれば、 初めの問題は既に80%以上解決しています。