« NO.5-2(NO.5-1関連その1)判断力の磨き方 | メイン | NO.6-1(メインコラム)私の事業観 »

2010年3 月26日

NO.5-3(NO.5-1関連その2)判断力の磨き方

大学・中庸はもともと礼記49編の一部で、宋代に朱子が再評価して、論語・孟子とともに新儒教(=宋学=朱子学)の聖典としたものです。


朱子はとくに「大学」への思い入れが深く、死の三日前まで自身の注釈書に筆を入れ続けたといわれています。


その「大学・中庸」を日本の江戸時代の子供達は、教科書として読んでいました。

当時の教育レベルの高さに、驚きを覚えます。


その「大学」に、今回のテーマ「判断力」が取り上げられています。


そこで本日は「5-1関連その2」として、守屋洋氏の編訳「大学・中庸」のエッセンスを皆様に紹介します。


Line 

 

[新訳]大学・中庸 (守屋 洋 編訳)


 

☑物事の道理を窮めてこそ、初めて判断力を磨くことができる判断力を磨いてこそ、心の働きから邪念を取り除き、心のありようも正しくすることができる。そうあってこそ、自らの徳性を高めることができる。さらにそうあってこそ家庭を和合させ、ひいてはしっかりと国を治め、天下を太平にすることができるのだ。 (大学・経一章)

 

☑自分のなかに相手を思いやる「恕」の心が欠けているのに、それでいて下の者を教え導くことのできた者は、いまだかつてなかった。(大学・伝九章)



☑人がしてほしくないと思っていることをしようとする。あるいは、人々がしてほしいと願っていることをしようとしない。これは人間の本性に反している。そんなことをするなら、必ず災いが自分の身にふりかかってくる。(大学・伝十章)

 

 

☑人間の本性は天から授かったもの、それに従って生きるのが「人の道」であり、それを自覚させるのが教育である。(中庸・一章)

 

 

☑君子というのは、つねに「中庸」の道を踏みはずさない。だから、かりに社会から認められないまま、人に知られることなく一生を終わったとしても、いっこうに後悔しない。(中庸・第十一章)

 

 

                      

☑「忠恕」、すなわち誠実で思いやりがあれば、人の道を大きく踏みはずすことはない。自分が人からしてほしくないと思っていることは、自分からも人にしてはならない。(中庸・第十三章)

 

 

                               

☑天下にすぐれた道が五つ、それを実践するための条件が三つある。すぐれた道とは、君臣、父子、夫婦、兄弟、朋友それぞれの結びつきであり、知と仁と勇がそれを実施するための重要な徳目である。(中庸・第二十章)

 

 

☑「知」を身につけるには、学ぶ意欲をいつまでも持ちつづけなければならない。「仁」に近づくためには、うまずたゆまず実行を心がけなければならない。「勇」に近づくためには、恥を知らなければならない。(中庸・第二十章)

 

 

 

☑人の道として「誠」を実施するためには、まず第一に、広く先人の知恵に学ぶこと。第二に、理解できないところや疑問を感じたところがあれば、先達にたずねて明らかにすること。第三に、自分で繰り返し思索を重ねること。第四に、思索した結果については、さらに是非、善悪の弁別を加えること。この四つの段階を経たうえではじめて実行に移さなければならない。(中庸・第二十章)                  

 

 

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
https://www.typepad.com/services/trackback/6a0120a778e143970b01310fb4b967970c

Listed below are links to weblogs that reference NO.5-3(NO.5-1関連その2)判断力の磨き方:

コメント

フィード You can follow this conversation by subscribing to the comment feed for this post.

コメントの確認

コメントのプレビュー

プレビュー中です。コメントはまだ投稿されていません。

処理中...
Your comment could not be posted. Error type:
コメントを投稿しました。コメントは記事の投稿者が承認してから表示されます。 さらにコメントを投稿する

入力された文字と数字は画像と一致していません。再度入力してください。

最後に、下の画像の中に見える文字と数字を入力してください。これはプログラムを使ってコメントを自動的に投稿するのを防ぐために行われています。

画像を読み取れない場合は 別の画像を表示してください。

処理中...

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認してから表示されます。