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2011年11 月 2日

NO.85-2(NO.85-1関連その1)意志決定する力

今回は、「85-1(メインコラム)の関連その1」として、ご紹介するのは、「イシューからはじめよ」(安宅 和人 著)です。

 

著者は言います。

「多くの人は、マトリックスのタテ軸である「解の質」が仕事のバリューを決める、と考えている。そして、ヨコ軸である「イシュー度」、つまり「課題の質」についてはあまり関心をもたない傾向がある。」と。

 

意志決定に際し、キモとなるポイントですね。

 

Line

                    「イシューからはじめよ」(安宅 和人 著)

 

☑「バリューのある仕事とは何か」 僕の理解では、「バリューの本質」は2つの軸から成り立っている。ひとつめが、「イシュー度」(ヨコ軸)であり、2つめが「解の質」(タテ軸)だ。僕の考える「イシュー度」とは「自分のおかれた局面でこの答えを出す必要性の高さ」、そして「解の質」とは「このイシューに対してどこまで明確に答えを出せているかの度合い」となる。

多くの人は、マトリックスのタテ軸である「解の質」が仕事のバリューを決める、と考えている。そして、ヨコ軸である「イシュー度」、つまり「課題の質」についてはあまり関心をもたない傾向がある。だが、本当にバリューのある仕事をして世の中に意味あるインパクトを与えようとするならば、あるいは本当にお金を稼ごうとするなら、この「イシュー度」こそが大切だ。なぜなら、「イシュー度」の低い仕事はどんなにそれに対する「解の質」が高かろうと、受益(顧客・クライアント・評価者)から見たときの価値はゼロに等しいからだ。

 

☑「よいイシューの3条件」について、紹介しよう。

【条件① 本質的な選択肢である】

インパクトのあるイシューは、何らかの本質的な選択肢に関わっている。「右なのか左なのか」というその結論によって意味合いが変わるものでなければイシューとは言えない。すなわち、「本質的な選択肢=カギとなる質問」なのだ。

 

【条件② 深い仮説がある】

仮説を深める簡単な方法は「一般的に信じられていることを並べて、そのなかで否定できる、あるいは異なる視点で説明できるものがないかを考える」ことだ。その分野に詳しい人へのインタビューが役立つだろう。プロジェクトがはじまった時点でエキスパートや現場の人に話を聞くことで、その分野で共通に信じられているもの、いわゆる「常識」を知ることができる。本などで学ぶことより、こうした「肌感覚の常識」が反証されたときのほうがインパクトは大きい。ビジネスで深い仮説をもったイシューとしては次のようなものがあるだろう。

「拡大していると思われている市場が、先行指標では大きく縮小している」

「より大きいと思われているセグメントAに対し、収益の視点ではセグメントBのほうが大きい」

「販売数中心で競争している市場だが、実は販売数のシェアが伸びるほど利益が減る」

「コア市場のシェアは拡大しているが、成長市場のシェアは縮小している」

 

【条件③ 答えを出せる】

イシューだと考えるテーマが「本当に既存の手法、あるいは現在着手し得るアプローチで答えを出せるかどうか」を見極めることだ。「現在ある手法・やり方の工夫で、その問いに求めるレベルの答えを出せるのか」。イシューの候補が見えてきた段階では、そうした視点で再度見直してみることが肝要だ。

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