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2013年9 月 7日

NO.160-1(メインコラム)連続VS非連続

今回のテーマは 「連続VS非連続」です。

 

グーグルが「自動運転車」の開発に本腰を入れて取り組んでいることが明らかになってきました。

グーグルが取り組んでいる「自動運転OS」の開発とその実用化は、

クルマの価値をハードウェアからソフトウェアへと180度シフトさせる可能性を秘めています。

家電メーカーの苦境を横目で見ながら、トヨタを初めとする自動車メーカーが恐れていた、

「危険な侵略者の参入」が現実味を帯びてきました。

 

ご主人様がロボットに指示すれば、この「車輪の付いたロボット」が自動的に目的地まで運んでくれる。

これは移動手段の概念が、「自動車」ではなく「車輪の付いたロボット」へと変わることを意味します。

 

私はこのニュースを聞き、 豊田英二(トヨタ自動車社長:1967年~1982年)が1981年に、

われわれ若手社員を前に次のような訓示をしたことを思い出しました。

『馬車は自動車にとって変わられました。

このことから我々が学ぶべき教訓は、

馬車屋が自動車を発明したのではない。 ということです。

馬車屋は馬車の改造と改善を続けていただけでした。

翻(ひるがえ)って、自動車屋が自動車にとって変わる次の乗り物を発明できる保証はどこにもない。

ということです。

では自動者の次の乗り物はどんな乗り物なのか?

皆さんは笑うかもしれないが、私は孫悟空のキントンではないかと考えているのです。

自分で操作しなくても行きたいところへ自分を運んでくれる。

それが孫悟空のキントンです。 

そのキントンの夢を若い君たちに託したい。と思います。』 と。

 

豊田英二は、

『いまある概念の延長線上で物事を考えるだけでは、連続的価値の向上しか生み出さない。

いまある概念が根底からひっくり変えるような製品は、非連続的な思考の中からしか生まれない。』

という趣旨のことを私たち社員に訴えたのです。

 

ドラッカーは、非連続の概念を 『なぜこれが 今まで 無かったんだろう』 という言葉で表現しましたが、

豊田英二は、ドラッカーよりずっと以前から非連続的な思考の重要性を我々に訴えていました。

その豊田英二は今月12日に100歳を迎えます。

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