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2014年1 月26日

NO.171-1(メインコラム)「思いもよらず」を楽しむ!!

今回のテーマは 『「思いもよらず」を楽しむ!!』です。

 

年末から年始にかけて、以前より気に掛けていた経営者の一人、小林一三の自叙伝を読みました。

 

以下が、小林一三の簡単なプロフィールです。

小林 一三(こばやし いちぞう、1873年~ 1957年)。日本の実業家、政治家。

阪急電鉄や宝塚歌劇団をはじめとする阪急東宝グループ(現・阪急阪神東宝グループ)の創業者であり、後に政治家としても活躍。

実業家としての最大の功績は、鉄道を起点とした都市開発、流通事業、娯楽事業とを一体的に進めて相乗効果を最大化させる“鉄道経営の原型”を作り上げたこと。

 

【主な職歴】

阪神急行電鉄社長・会長、東京電燈(現 東京電力)社長、東宝社長、コマ・スタジアム社長、日本軽金属社長、商工大臣、国務大臣、戦災復興院総裁 。

 

さて、彼の自叙伝(人生の前半期:大学卒業から阪急電鉄の事業を開始するまでを記述)を読んでいる内に、私の頭の中に「思いもよらず」というキーワードが浮かび上がってきました。

たとえばこんな感じです。

①彼は、作家志望であったが 大学卒業後 「思いもよらず」 三井銀行に就職する。

②彼は、入行後 「思いもよらず」東京⇒大阪⇒名古屋⇒大阪⇒東京と 日陰の部署をたらい回しにされる。

③左遷の連続で腐っていた彼に、大阪で証券会社立ち上げという転職のチャンスが「思いもよらず」ころがりこみ、一念発起、銀行を辞めて大阪に行くも、「思いもよらず」その話が突然立ち消えとなり、一家は路頭に迷う。

④そんな時、阪急電鉄の前身である箕面有馬電気軌道設立の話が「思いもよらず」舞い込み、「思いもよらず」彼自身が発起人となる。

⑤箕面有馬電気軌道の創業者となった彼は、乗降客の増加を狙い宝塚の地に室内プールを建設するも

思いもよらず」失敗。

⑥室内プールの後処理に困り、プールの床に板を貼り、劇場に改装して、当時大阪三越で人気があった少年歌劇団を真似て、少女歌劇団(後の宝塚歌劇団)を結成しショーを開催したところこれが「思いもよらず」大衆に受け成功する。

⑦鉄道事業と平行して進めていた、「沿線での不動産事業」、「ターミナル駅での百貨店事業」など 後の鉄道経営のモデルとなる一体的事業を始めるとこれが「思いもよらず」相乗効果を発揮し成功する。

 

さて小林一三の半生 どうだったでしょうか?

 

「思いもよらず」と言えば、新規事業の立ち上げについて、

ノーベル賞経済学者で タフツ大学教授の アマル・ビデ氏は、彼の著書『新規事業の起源と進化』

("Origin and Evolution of New Business")の中で次のように指摘しています。

『最終的に成功した企業の93%が、当初の戦略を断念していた。』 と。

 

つまり、 「初めに計画した戦略」はそのほとんどが当初の思惑通りに進まない。

「初めに計画した戦略」を修正し新たな方向を模索するプロセスの中から、

「思いもよらず」創発的戦略が生まれ、そこから成功の糸口が見つかる。

と言うことでしょうか。

 

小林一三が手がけた新規事業も、彼の歩んだ人生も、「思いもよらず」の連続でした。

 

今回の まとめ は、小林一三にあやかり、

今週のタイトル通り、 「思いもよらず」を楽しむ!! とします。

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